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エアロパーツ
ほとんどのFRP製のパーツは、取り付けの際に加工が必要になります。無理矢理に取り付ける事も可能ですが、割れたり欠けたりします。順序としては仮組(車体に無理なく取り付けが出来るように加工していきながら取り付け)してから、塗装、組付けの順番です。

作業工程1 作業工程2
FRPで出来ているエアロパーツは捻れに弱いため他の材質に比べると、非常に割れやすいです。形としても純正バンパーなどに比べて精度あまり良くないです。
ですので最初に行う作業としては、全てのパーツを車に組み付けてみることです。必要な加工をしてからの塗装準備になります。
するとこのような感じで不具合箇所が出てきます。

※赤いマジックの所が不具合箇所になります。

作業工程3 作業工程4
必要のない部分は削り落としていきます。

※削りすぎてしまうと強度が極端に落ちてしまうため、注意を払って削っていきます。組み付けてみて不具合を感じた場合はこの作業を繰り返し行います。
エアロパーツは純正のホースメント(バンパーステーみたいなものです)を使用しないと取り付けが出来ない場合もありますので仮組みの時にこちらも確認します。

作業工程5 作業工程6
取り付け穴も車に組み付けた状態で行います。

バイス(挟んで固定する工具)でボディ側とスポイラー側を適切な位置で固定し、ドリルで穴をあけます。
仮組みである程度の形が決まったら、取り付けで欠けた部分やヒビの入った部分を補修していきます。
欠けた部分やヒビの入った部分を斜めに削っていき、その上に何回かに分けてガラス繊維をのせていきます。

※FRP補修は繊維の張り合わせですので、欠けやヒビそのままの上では気泡が入り上手く補修出来ないためと損傷部分を削り取ることで補修部分の強度を高めます。虫歯部分を削らないと穴だけを埋めても意味がない事と似ていると思います。
作業工程7

FRP補修が済み、パテで形を整えた後はサフェーサを塗装し細かい巣穴や傷を埋めていきます。



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